◎講師陣代表の広範な経験をもとにコース原案を作成多彩な講師を配置してそれぞれの専門分野について語ってもらう。そのためどのような業種のどのような話題であっても深堀りができるという、まさにかゆいところに手が届く内容となっている。
◎今まで上梓されていた類似のタイトルをもつコース群では「なんでも解決できないものはない!」といった断定口調が横行していたがこのコースでは「できないものはできない」ことを明確にしている。管理できないものについてはリスクとして保持(甘受)することを諭し、こういったリスクマネジメントの基本に立ち返った判断もまた今までのコースにはなかった醍醐味といえよう。
◎テックデザインのオンデマンド講座人気コンテンツの講師陣が解説。
1:『食品産業を取り巻く食品安全安心リスク』つまり概論を視聴(無料/所要時間38分)
2:その中に出てくる個別分野で自分の業種・担当業務に関係あると思われる/あるいはより深く知りたいとおもうものを選んでオンデマンド視聴
3:分からない箇所・解釈が悩ましい箇所については講師へ質問OK
過去に食品品質プロフェッショナルズの講師陣が登壇していた動画・対面研修の中からこれはと思うものをピックアップ大幅改善して骨組みに据えその周辺に新規分野を継ぎ足して広範な項目をカバーできる構成とした。あちこちに今までの常識を覆すユニークな言説が見られ今までは当然視していたものが実は大きな矛盾をはらんでいたことを実感してもらえるものと思う。実務篇では実際にその業務に携わっている講師から生々しい体験談が披露されるのでその業種で働く方々には垂涎の的となる内容であると信じる。
- ID:tdo2024042401
食品産業で管理が期待されているリスクには大きく分けて5つがある。つまり災害リスク、犯罪リスク(故意)、ハザードリスク〈過失〉、コンプライアンスリスク、ビジネスリスクであるがそれぞれ対応の仕方も異なるのに今まではひとからげで語られることが多かった。この講座の中ではこの5つのリスクの特質を明示し、どれに対してどのように対応すべきなのか、すべきでないのか個別に決定していくべきであることを示す(講師:広田鉄磨)
視聴希望の方はチャットでご連絡ください。
- ID:tdo2024042402
本来HACCPでは実害が起きることが予想される硬いまたは鋭利でかつ相応のサイズを持つ異物を検討の対象にしていたが近年では実害の生じないような軟質または小さなサイズの異物そして昆虫までもが回収の対象とされてきている。それぞれに対応の仕方は異なることを明確にしかつ実害の生じる可能性の大小によって許容水準を上下左右にスライドさせることが現実的な対応であると解説する(講師:広田鉄磨)
- ID:tdo2024042403
化学的なハザードはいったん混入してしまったら後で(通常の食品のラインでは)分離できないという決定的な特質をもっている。そのため混入させないが第一の管理手段となる。そして化学的なハザードとひとくくりにされていても重篤性が高いうえにかつ起こりやすいといった厄介なものもあれば重篤性は低くかつめったに起きることはないといった簡単なものもある。それぞれに対応の力の入れ方を変えるべきであってそうしないと経済的な負担ばかりが増えて経営を圧迫してしまうことになる(講師:広田鉄磨)
- ID:tdo2024042404
生物学的ハザードは細菌であった場合には食品の中で増殖しうるという他にない特性をもっている。また旧来のHACCPではCCPを置いたら万事解決それからあとは交差汚染すら気にしないといった偏向した態度がめだっていた。それぞれの危害要因の特徴や挙動を良く分析して対策を打っていかないと形骸化して実効性のないHACCPを作り上げてしまうことになる。また生物学的なハザードとひとくくりにされていても重篤性が高いうえにかつ起こりやすいといった厄介なものもあれば重篤性は低くかつめったに起きることはないといった簡単なものもある。それぞれに対応の力の入れ方を変えるべきであってそうしないと経済的な負担ばかりが増えて経営を圧迫してしまうことになる(講師:広田鉄磨)
- ID:tdo2024042405
法的なコンプライアンスおよび法に準ずるようなルールに対してのコンプライアンスを説く。法的な要求事項なので強制力があるがその中にあっても食品安全事件に直結しており事業者は必ず守らないといけない性格のものもあれば、あまりにも古くて陳腐化していたり順守の意味合いが薄れているものもある。この講義では今まであまり語られることのなかったコンプライアンス事項の裏側までをも語り事業者がいかに対応すべきかについての現時点で道標であるとともに今後の動向をも予見する充実した内容となっている(講師:北林卓)
- ID:tdo2024042406
法的な強制力は伴っていないものの例えばSDGsやアニマルウェルフェアのように社会がそれを要求し始めているというものもある。従わない場合には不買運動のような広がりを持った社会的な制裁が起きかねないという点では(法的なコンプライアンス違反への罰則よりも)ビジネスへのインパクトが大きくなることも大いにありうる。今までビジネスリスクという観点からは語られなかったコンプライアンス要件であるので非常に新鮮な切り口となっており事業者がいかに対応すべきかの現時点での道標であるとともに今後の動向をも予見する充実した内容となっている(講師:北林卓)
- ID:tdo2024042407
今までの日本の食品防御や脅迫への対応は例えば何台もの監視カメラ設置など費用がかかる割に効果が上がらない方面への投資ばかりにいざなわれていたのではないだろうか。改めて食品産業としてはどこまでを目指すべきなのかをレビューし費用対効果の高い方向へ向かっていくことを提案する(講師:広田鉄磨)
- ID:tdo2024042408
今まで日本で起きた偽装のほとんどは社内が加担するものではなかっただろうか。それなのにサプライヤーを疑うことを第一義としサプライヤー監査や受入検査の強化ばかりを提唱しているのは費用対効果の観点からは逆行しているのではないだろうか。現実的には社内が加担する偽装を完全に防止する手段はなく偽装を行った企業に対してはコンプライアンス②でも述べられているような社会的な制裁こそが事件を起こした企業に対して反省を求める一番効果の高い手段といえるであろう(講師:広田鉄磨)
- ID:tdo2024042409
クレーマーへいかに対応するかは企業にとっての永遠のテーマとなってきた感がある。以前の「お客様は神様です」といったマインドセットでは対応におけるミスを起こしてしまうに違いない。また本来はクレーマーではなかったのだが企業の初動での対応がまずかったために気分を害し敵対的な態度にいざなってしまうこともある。こういった(客であることを語る)クレーマーへの対応あるいは実際には貴重な顧客であるのに企業側の対応ミスでその大事な客を敵対的にしてしまわないための心得を解説する(講師:江川永)
- ID:tdo2024042410
惣菜そのものが多種多様の危害要因をもつ原材料をハンドリングしないといけないという特殊性を持っているに限らず加工がセントラルキッチン(工場)で行われるか店舗で行われるかで新たに入り込んでくるリスクがまた異なってくる。このようなリスクの総覧を提示するとともに小売業では現在どのように対処しているのかを具体例を引いて解説する。同業あるいは類似の業種に働く方々にとっては現実的なリスクマネジメントのバイブルといえる内容となっている(講師:石井あき子)
- ID:tdo2024042411
チューブを介して胃や腸や静脈に送り込まれる栄養剤についてはこれまで医療行為として病院で行われることが主流であったが医療の一部ということで かえって食品HACCPのカバーする領域外に置かれてきたという経緯がある。医療を専門とする看護師によって医療チームという組織的な枠組みの中で行われることには大きなメリットがあるのだが 医療チームのなかには一般的な食品安全・衛生の見地を持つものは少なく食品産業に従事する目からすればかえって基本的な部分の欠落が目立つこともある。またチームで実施するすべての行為に言えることだがコミュニケーションのすれ違い、ヒューマンエラーの生起といったこの講座の概論部分で定義されたマトリックスでは把握しきれない問題を持つ場合も多い。今回経腸経管栄養剤の製造メーカーにあって医療とメーカーの間に立つ苦労を重ねた講師がいかにソリューションを創生していくべきかを模索する(講師:松本徳文)
- ID:tdo2022090100
「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」を取り組んでいる皆様にとっても、HACCPとは何か、どのような考えかを知ることで、結果的に同じルールを採用したとしても、その生かし方は変わってきます。また、そのルールが守れなかった場合どうするか、それを判断する事ができます。文字通り、HACCPの考え方を取り入れましょう! 常に変わっていく商品、環境、社会に対応し続けるためには、取り組みを継続する仕組みを構築していくことが重要です。HACCP、そしてそのマネジメントの例をご説明します。(講師:石井あき子)
- ID:tdo2024071702
1. 現場の苦闘:多種多様のアレルゲンを扱う小売の総菜部門ではアレルゲン管理は困難を極めている。工場ではまだしもアレルゲンを含む原材料・食材への従業員への注意喚起、製造品目切り替え毎のクリーニングなどは実施しやすいが店舗となると多品種少量生産かつ天候や人出を予想しながらの生産品目・生産量の調製が頻発しそれをパート社員を中心とした陣容でこなしていかねばならない。また店舗では客が商品のとりわけにかかわることもあり客というもうひとつの不確実性をも甘受しなければならないという現実からも目をそらせない。こういった逆境の中でも小売りでは消費者の信頼に最大限応えるため日々苦闘している。
2. 今後の課題:小売業は消費者のさらなる期待に応えるため例えばオーガニック・無添加、例えばアニマルウェルフェア対応商品の追加と扱う素材や品目の数は増加の途にあり、ただでさえ大変なアレルゲン管理はさらに複雑化の路を歩んでいくだろう。そして小売りの総菜部門が家庭の第二の厨房としてその期待されている役割を担うためには今後もさらに家族の健康を訴求する方向での品ぞろえを充実していくことになるだろう。事件を起こしてその期待感を台無しにしてしまわないためにはますますアレルゲン管理を厳しいものにしていかないと行けない。表示ラベルのAI によるチェックはすでに導入の検討の対象となってきておりマンーマシンの連携によってミスを防止していくという方向での投資が始まっていくのではないかと予感させる。(講師:石井あき子)
1アカウント:99,990円(税込)
受講者の進捗管理をしたい場合は必要アカウント数をお問い合わせ欄に記入してください。(1アカウント追加毎に3,300円)
アカウント発行日から1年間
※本コースのテキストはダウンロード方式です。
・食品産業の品質管理・品質保証業務に従事されている方
・食品産業の危機管理部門に所属している方
・サプライヤー・委託製造先の監査・指導を担当なさっている方
銀行振込
・お申込みフォームからお申込みいただいた後、請求書を郵送いたします。請求書に記載の支払口座にお振込みください。
クレジットカード
・クレジット払いも可能です。お申込みフォームのお問い合わせ欄にご記載ください。