このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 体内時計・時間栄養学の基礎と食品開発への応用 [講習会詳細] | テックデザイン
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『朝食は脳を活発にする』『寝る前の食事は肥満になる』など、食事タイミングの心身・健康への影響を考慮した食品の開発が近年着目されています。本講座では体内時計のメカニズムや代謝能力への影響を始めとする時間栄養学の基礎・研究手法に加え、体内時計や睡眠を調節する食品成分と適切な摂取タイミングに関する最新の研究動向についても解説します。

体内時計・時間栄養学の基礎と食品開発への応用

~いつ、なにを食べるべきなのかを考える~

【視聴期間】

 お申込みから4週間(何度でも視聴できます)

【動画時間】

 1時間30分

【配 信】

 当社Webサイト(こちらから動作確認をお願いします)

【受講料金】

 1アカウント22,000円(税込)

【テキスト】

 印刷・製本したものを郵送します

【講座ID】

 tdo2020121001

講師: 早稲田大学 理工学術印 准教授 田原優 先生
                                        ※セミナー開催時の所属です

経歴: 2013年に早稲田大学にて博士(理学)を取得。2013年より早稲田大学 助手、早稲田大学 助教、University of California Los Angeles 助教を歴任。2019年より現職を務める。研究領域として、07年より柴田重信教授と共に、時間栄養学研究の確立に取り組んできた。また、発光イメージングによるマウス体内時計測定、ストレスによる体内時計調節などの成果を発表している。常にヒトへの応用を意識しながら、最先端の基礎研究を行っている。留学先のUCLAでは、神経変性疾患に対する時間栄養学の効果を研究。19年春に帰国し、早稲田大学にて研究を再開。現在は、時差ボケの完璧な解消法、体内時計を表示する腕時計型デバイスの開発に興味を有する。著書に【体を整えるすごい時間割(大和書房,2019)】【体内時計健康法(杏林書院,共著,2017)】。


<本講座での習得事項>
1.体内時計の基礎を理解する。
2.時間栄養学の基礎を理解する。
3.体内時計の研究方法を知る。
4.時間栄養学の食品開発への応用例を知る。


<プログラム>
Ⅰ.体内時計の基礎
 1.体内時計研究の歴史
 2.体内時計の分子メカニズム
 3.中枢時計と末梢時計
 4.体内時計の同調(時刻合わせ)メカニズム
 5.ヒトの体内時計、クロノタイプ(朝型、夜型)
 6.睡眠と体内時計
 7.老化と体内時計

Ⅱ.時間栄養学
 1.食事による体内時計リセットメカニズム
 2.エネルギー代謝の日内リズム
 3.肥満、糖尿病と体内時計
 4.食事タイミング
 5.朝食の重要性

Ⅲ.体内時計の研究方法
 1.細胞実験
 2.マウス行動解析
 3.マウス時計遺伝子解析
 4.マウス網羅的解析
 5.ヒト睡眠解析
 6.ヒト代謝解析
 7.ヒト時計遺伝子解析

Ⅳ.時間栄養学の応用例
 1.体内時計をリセットする食品機能性成分
 2.睡眠に作用する食品機能性成分
 3.食品機能性成分の摂取タイミング
 4.これからの時間栄養学


<講義概要>
 90年代後半に哺乳類の時計遺伝子が見つかって以降、体内時計研究は劇的に進み、今ではほとんどの生理機能、または病気に体内時計が関与していることが明らかになっている。体内時計を健康に保つことは、生活習慣病、がん、老化の予防に繋がる。これらの基礎研究をもとに応用研究が進みつつあり、その一つが時間栄養学である。食・栄養による体内時計の調節は可能であり、これまでの栄養学であまり語られてこなかった「いつ食べるか」という要素が重要となる。体内時計や睡眠を調節するサプリメントは、ホットな研究、開発分野である。
 本講義では、体内時計の基礎をわかりやすく説明し、理解して頂くことから始める。体内時計と病気、老化にいかに関わりがあるのかを身近な例を入れつつ、解説する。時間栄養学とは何か、最近の研究成果と共に解説する。次に、体内時計の研究方法、ツールを紹介することで、体内時計研究をすぐにスタートできるような知識を身につける。最後に、体内時計、睡眠研究における機能性食品成分の開発の現状、成功例などをシェアする。



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