このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 官能評価の計画・実施・分析における留意点 [講習会詳細] | テックデザイン
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官能評価の進め方や実験における様々な試験法について、注意点やコツを含めて評価例を示しながら講義します。特に苦手意識を持たれているデータ取得後の統計解析についても、なるべく平易にわかりやすく解説していきます。

 

官能評価の計画・実施・分析における留意点

 

コード tds20240722m1
ジャンル 人間科学
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2024年 7月 22日(月) 10:00~16:00
配信について 見逃し配信あり(視聴期間は約1週間)。当日の受講が難しい場合は見逃し配信をご利用ください。
資料(テキスト) 電子ファイルをダウンロード
受講料
(申込プラン)

通常価格: 35,200円 (消費税込)

早割価格: 28,160円 (消費税込) ※5/22までの申込

 

●講師

摂南大学 理工学部 住環境デザイン学科 准教授 竹村 明久先生

大同大学 情報学部 総合情報学科 かおりデザイン専攻 講師、摂南大学 理工学部 住環境デザイン学科 講師を経て2017年より現職。におい・かおりの心理評価の精度や手法に関する研究、室内空気環境評価・飲食料品の予測される美味しさ評価に関する研究などを行う。所属学会:日本官能評価学会、日本味と匂学会、におい・かおり環境協会、日本建築学会、空気調和・衛生工学会 日本人間工学会、NPO給排水設備研究会

●詳細

Ⅰ.官能評価とは
 1.官能評価とJIS
 2.どうして官能評価?

Ⅱ.刺激と感覚
 1.刺激と五感
 2.Weber-Fechner則とStevens則

Ⅲ.官能評価の計画
 1.計画における考え方
  a.目的をはっきりする
  b.目的に応じた手法を選ぶ
   ・2点試験法
   ・3点試験法
   ・一対比較法
   ・評定尺度法(SD法,QDA法,ME法,クロスモーダルマッチング)
   ・動的官能評価法(TI法,TDS法)
  c.分析を含めた計画を立てる
 2.評価者(被験者・パネル)について
  a.どのような人を採用するか
   ・専門家か一般人か
   ・スクリーニングの必要性
  b.何人採用すればいいのか
 3.評価における留意点
  a.試料に関すること
   ・提示順の影響
  b.情報に関すること
   ・教示や先入観の影響
  c.尺度に関すること
   ・言葉の認識の影響
  d.疲労と安全について
   ・順応の影響

Ⅳ.官能評価の分析
 1.分析の基本的な考え方
  a.官能評価の計画と分析
  b.質的データと量的データ
  c.分析前に見ること
 2.分析手法
  a.記述統計と推測統計
  b.2点嗜好法の比率の検定例
  c.t検定の検定例
  d.分散分析の検定例と多重比較

Ⅴ.官能評価のこれから

<習得事項>
1.官能評価分析の基礎
2.官能評価を計画するための基本的な考え方
3.官能評価を行う際の留意事項
4.官能評価から統計処理を行ううえでの考え方と注意点

<講義概要>
 食品、化粧品をはじめ日用品、生活用品、衣類など、あらゆる製品の設計や評価に5感(味・嗅・聴・視・触)が用いられ、製品の価値や品質に大きく影響しています。そのため、これらの製品開発や品質管理等において、各感覚が製品に与える影響を読み解き、活用するために官能的な評価手法は欠かすことができません。しかし、官能評価は人の感覚を利用する評価手法のため、感覚の特性について知り、注意すべき点には気をつける必要があります。 
 そこで、本講義では演者の専門である「におい」をはじめとしていくつかの感覚について触れながら、官能評価を計画・実施する際に気をつけることや、データ取得後の分析に対する考え方について、研究動向や成果の紹介などを交えつつ、初心者にもわかりやすく解説していきます。



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