このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 マイクロ波のメカニズム・特性と最適な物質加熱の考え方 [講習会詳細] | テックデザイン
※お申込前に「注意事項」をご確認ください

電子レンジ対応食品や化学製品の開発者、マイクロ波での加熱・乾燥工程に携わる技術者におすすめ! 物質の加熱に広く活用されるマイクロ波について、その基礎・メカニズムから装置の仕組み、加熱特性までを、それぞれの相互関係や全体の概要の把握を主眼に置いて解説します。

 

マイクロ波のメカニズム・特性と最適な物質加熱の考え方

 

~ 基礎・物性 / 省人化・省力化 / 設備選定 / レイアウト設計 / トラブル対策 ~

コード tds20240408h1
ジャンル 化学・材料
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2024年 4月 8日(月) 10:30~16:30
配信について 見逃し配信もあります(視聴期間は10日程度)
資料(テキスト) 電子ファイルをダウンロード
受講料
(申込プラン)

通常価格: 36,300円 (消費税込)

 

●講師

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ナノ材料研究部門 主任研究員 杉山 順一

1991年 山形大学工学部 助手に着任後、1995年 通産省工技院 物質工学工業技術研究所に勤務。2001年 独立行政法人 産業技術総合研究所への改組を経て現在に至る。これまでの専門として、有機合成、高分子化学、マイクロ波加熱の研究を行う。2021年に「マイクロ波加熱による炭素繊維の製造と複合材料化の検討」にて第15回日本電磁波エネルギー応用学会シンポジウム 研究奨励賞、2023年に「電磁気学との融合に立脚したマイクロ波化学の実践」にて第5回日本電磁波エネルギー応用学会 学会賞を受賞。

●詳細

Ⅰ.電磁波の伝搬原理
 1.マクスウェルの方程式を「見る」けど「解かない」
 2.電子レンジ内で電磁波はどういう姿か
Ⅱ.物理的な意味
 1.電界の加熱:導電損失と誘電損失(電流を通すもの、通さないもの)
 2.磁界の加熱:磁性損失と誘導損失(磁石に付くもの、反発するもの)
 3.加熱ムラが形によるのはある意味当然
Ⅲ.装置の役割
 1.発振器、調整器(エネルギーを供給する仕組み)
 2.計測器(運転状況を計測する仕組み)
 3.照射炉(対象を温める仕組み)
 4.○○を温めてみた、温度は?
Ⅳ.マイクロ波化学反応
 1.マイクロ波加熱と伝熱加熱の違い、特異性
 
※講習には微分、積分、ベクトル演算、三角関数、指数関数、複素関数が出てきますが、概念と原理を理解するためのものなので、その場で解く必要はありません。

<本講座での習得事項>
1.マイクロ波照射で起こる電磁波の伝搬原理の習得(何が起きているかを理解する)
2.マイクロ波加熱の作用原理の習得(なぜ温まるかを理解する)
3.照射装置の機能の習得(なぜその機能があるかを理解する)
<講義概要>
電力を用いた加熱の一つに電磁波加熱があります。多くの場合、マイクロ波加熱とは汎用される2.45GHzを用いた加熱を意味します。この時の波長はデシメートルサイズであるため、その大きさ、長さに起因する現象は無視できません。
本講義では、エネルギー源としてマイクロ波を扱う視点から、電磁波の伝搬原理、物質の加熱原理、構成装置の役割を解説し、シミュレーションや実測例を通してマイクロ波加熱現象を解説します。見慣れない、聞き慣れない用語や数式は多いですが、すべてを覚える必要はありません。一方で、全体概要を把握することで、その相互関係がわかるようになります。裏打ちとしてきちんと数式があることをご認識ください。



  • facebook

  • 食添素材ナビ
       
ページTOPへ