新商品開発における知的財産権の活用と留意点

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講座ID
tdo2020090101
ジャンル
知財
タイトル
新商品開発における知的財産権の活用と留意点
講師名
加島広基
経歴
日本橋知的財産総合事務所 代表弁理士
1999年 東京大学工学部都市工学科を卒業後、㈱クボタに入社。在職中は、下水処理場のプラント設計に携わるとともに、次世代の遠心脱水機(汚泥を水と固形物に分離する装置)の開発に従事。2002~2003年に大井特許事務所に勤務、2004年に弁理士登録し、協和特許法律事務所への勤務を経て、2012年にマクスウェル国際特許事務所を開設(共同経営)。現在は、主に機械分野全般やコンピュータ・ソフトウェア関連等の国内出願、内外出願及び外内出願を扱う一方で、中小企業やスタートアップに対して知財に関するアドバイスやコンサルティング業務も行う。
講座概要
動画時間:約2時間30分(150分)
視聴期間:視聴開始日(アカウント発行日)から4週間 ※何度でも視聴可能です
テキスト:PDFのダウンロード
テキスト(講義資料)
電子ファイル(PDF等)
※視聴ページ下部からダウンロードしてお受け取りください。
※弊社Webページのご案内は受講開始日までにご連絡(メール)します。
講座内容
<習得知識>
1.新製品開発を行う際に最低限知っておきたい特許、意匠、商標等の知的財産権の活用方法を習得できます
2.知財を活用した事業化成功のための様々なヒントを得ることができます
3.国内市場だけではなく将来海外市場に進出する際に事前に注意すべき事項を理解することができます

<講義概要>
 知的財産権は主として特許、意匠、商標に大別されますが、新製品開発を行うにあたり、開発テーマ選定時から設計、試作品製作、最終製品制作を経て製品販売やプレス発表を行う際の取得タイミングや将来を見越した取得戦略を紹介します。
また、オープンイノベーションやパテントマップ、デザイン戦略などを活用した事業化成功の秘訣を具体的事例に沿って説明します。合わせて、BtoBビジネスとBtoCビジネスでは全く異なる事業を継続するための知的財産権の活用方法についても述べます。
 最後に、新製品開発を行う際に国内市場だけではなく海外市場への参入も考えている場合には海外での知財戦略も必要になってきますが、新製品を海外で販売する際にトラブルとならないための知財の心構えについても解説します。

<プログラム>
1.新製品開発の各ステージにおける特許、意匠、商標の取得タイミングおよび将来を見越した取得戦略
・各ステージにおける知財の取得戦略および留意点
(a)開発テーマ選定時
(b)基本設計、詳細設計時
(c)試作品製作、試作品テスト時
(d)最終製品制作時
(e)製品販売、プレス発表時
・特許、意匠、商標の知財ミックスにより自社の事業を複合的に守る方法
・オープンイノベーション時代における他社や大学と共同研究を行うときの注意点

2.知財を活用した事業化成功の秘訣
・パテントマップによる過去の業界の動向分析および次世代ニーズの予測
・マーケティング、知財、デザイン、プロモーションを一体的に行うMPDP戦略
・筋の良い答えをみつけるための因果短縮思考法
・小さく産んで大きく育てるミニマム目標の設定
・最終消費者に届くネーミングの決め方とそれを保護するための商標権の活用
・デザイン経営により事業を成功に導く具体事例の紹介
・オープン・クローズ戦略による事業戦略の立て方
・役に立つイノベーションはローテクから生まれる

3.BtoBビジネスとBtoCビジネスでは全く異なる知的財産権の活用方法
・BtoCビジネスで資金、人的リソースを投入すべき知的財産権
・BtoBビジネスにおける完成品メーカーおよび部品メーカーのそれぞれの知財戦略

4.新製品を海外で販売する際にトラブルとならないための知財の心構え
・日本とは異なる海外での知的財産権の活用方法
・各ステップにおける知的財産リスク
(a)展示会
(b)商談
(c)輸出