既知事項をヒントにした特許出願戦略と強い特許の生み出し方


お申込みフォーム

講座ID
tdo2020070901
ジャンル
知財
タイトル
既知事項をヒントにした特許出願戦略と強い特許の生み出し方
講師名
廣田浩一
経歴
伊東国際特許事務所 所長代理 弁理士
山梨大学 工学部 卒業。ヘキストジャパン㈱(現;サノフィ㈱)医薬総合研究所、福村国際特許事務所、
太陽国際特許事務所を経て山の手合同国際特許事務所を設立。代表弁理士として2022年まで活躍。2022年6月より伊東国際特許事務所と合流し所長代理・弁理士に。日本知財学会、日本ライセンス協会などに所属。化学・バイオ知財判例年鑑2012~2019、裁判所による特許法解釈 などの著書がある。
講座概要
動画時間:約3時間30分(210分)
視聴期間:視聴開始日(アカウント発行日)から4週間 ※何度でも視聴可能です
テキスト:PDFダウンロード
テキスト(講義資料)
電子ファイル(PDF等)
※視聴ページ下部からダウンロードしてお受け取りください。
※弊社Webページのご案内は受講開始日までにご連絡(メール)します。
講座内容
<習得知識>
・既知事項の組合せであっても特許化できることが理解できる
・競争優位を獲得するためのビジネスツールとしての特許の活用法が理解できる
・特許化の際に意識すべき強い特許とは何かが理解できる

<講義概要>
 自社事業の実施を確実にするためには、また、他社に対する競争優位を獲得するためには、特許権を取得することが望ましいといえます。  自社事業について自社技術開発を行っていない等の場合、「発明」が生まれず、特許権の取得ができない訳ではありません。また、自社事業における要素技術が既知事項であったとしても、既知事項どうしの組合せでも新規な「発明」として特許権を取得することができる可能性があります。  本講義では、既知事項に基づき新たな要素技術に係る「発明」を発想したり、既知事項の組合せに基づき新たなビジネスモデル(システム・装置・方法)に係る「発明」を発想し、特許化するための考え方を説明とします。また、その際に意識しておくべき、ビジネスツールとしての特許、強い特許とは何か、についても説明します。

<プログラム>
1.「発明」とは何か
・「発明」は技術に関する物語(決して難しいものではない)
2.既知事項に基づく「発明」の発想と特許化
・丸太を角材に変更して特許可能?
・切り餅の周囲に溝を設けて特許可能?
・特許化に際して知っておくべき「発明」の新規性・進歩性の考え方
・既知事項をヒントにした特許化の事例
・既知事項をヒントにした特許化の発想法
3.競争優位のためのビジネスツールとしての特許
・他社ビジネスに影響を与える自社特許のあり方
4.強い特許とは何か
①広い特許・狭い特許と「強い特許」との関係
・特許取得が容易であること
・発明の新規性・進歩性が担保されていること
・明細書等の記載要件が担保されていること
・サポート要件、実施可能要件、明確性要件について
②権利活用が容易であること
・文言侵害・均等侵害の成立性
・均等侵害不成立のリスク
③侵害立証が容易であること
・明細書の記載と特許権者の責任リスク