データ活用のリテラシーとデータサイエンス入門 ※演習あり


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講座ID
tdo2020031801
ジャンル
データサイエンス
タイトル
データ活用のリテラシーとデータサイエンス入門
講師名
三木良雄
経歴
工学院大学 情報学部 コンピュータ科学科 教授 博士(工学)
1986年、京都大学工学研究科電子工学専攻修士課程修。同年、㈱日立製作所入社。中央研究所、ITプラットフォーム事業本部にて、マイクロプロセッサ設計、LSI設計用CADの開発、音楽情報処理の研究、コンピュータサーバ製品の新規企画と事業設計、ITソフトウェアサービスの事業開発に従事。2015年より現職。主な研究テーマはビッグデータ解析、人工知能による実世界分析(路線バス最適化、ロボット学習、製造機器作業分析、人材分析)。IEEE, 情報処理学会、電子情報通信学会、経営情報学会などに所属。
講座概要
動画時間:約5時間00分(300分)
視聴期間:視聴開始日(アカウント発行日)から4週間 ※何度でも視聴可能です
テキスト:PDFダウロード
テキスト(講義資料)
電子ファイル(PDF等)
※視聴ページ下部からダウンロードしてお受け取りください。
※弊社Webページのご案内は受講開始日までにご連絡(メール)します。
講座内容
<コンセプト>
 あらゆる情報=ビッグデータをAIで分析すれば、新しい価値創造が起きそうなことは想像に難くないと思いますが、そのためには、メカニズムはどうなっていて、そのために何をすればよいのかを知る必要があります。データサイエンスはビッグデータをコンピュータで扱う情報処理技術、その分析を行う統計知識、そしてデータから価値を引き出す価値創造から成り立ちます。多くの企業でデータ活用が進まない理由は、統計知識やデータサイエンスへの理解の不足だけではなく「目的や問題が定まる前に、データに手をつける」ことが主要因です。「データ分析の手法や統計学の知識」を増やすことだけを目的とせず、データを活用するとはどういうことかを知り、実践するための考え方やプロセスを学習します。

<講義概要>
 ICT・情報通信技術について深く広く見識のある講師がデータサイエンスとは何か、データサイエンスをどうビジネスや実務に活かすかを詳しく解説します。データ分析(統計)手法を解説するだけでなく、「実務課題の解決に対し、データ分析に何ができるのか、どのようにデータ分析を進めていけばいいのか」といった視点からデータサイエンスの世界を具体的に紹介します。本講座を受講するだけで、「データ分析を駆使して業務課題を次々と解決できるようになる」ということは難しいですが、「問題や課題に対してデータサイエンスの視点で考えることのできる」というリテラシー形成には非常に役立つ講座と考えます。データサイエンスに興味のある方、一人でも多くに受講していただきたいと思っています。

<プログラム>
Ⅰ.データサイエンスとは
1.データ分析と問題解決
2.統計解析と実世界データ分析
Ⅱ.最近ICTの適用事例
1.ビッグデータ (装置販売、製造業、スーパーなど
2.人工知能 (民生・金融・製造分野)
3.IoT (福祉、製造業、農業)
Ⅲ.実世界データ分析
1.データ収集(情報量分析)
2.課題定義 (課題分析)
3.原因分析(因果推論)
4.解決法探索(現象モデル化)
Ⅳ.データ分析方法
1. Google Colaboratoryを活用したデータ分析演習
2.オープンデータ活用
Ⅴ.データ活用による問題解決の実際
1.製造機器における品質管理
①.相関関係と因果関係
②.MT法入門
③.機器動作と不良発生条件の分析
2.製造機器における生産性向上
①.人材と業務のマッチング
②.IoT投資が先か? 分析が先か?
③.消費電力測定と作業分析
④.熟練作業者の特徴抽出
3.小売り業における販促、在庫管理
①.POSデータ分析の基礎
②.販売予測と在庫・生産管理
③.商品推薦と販売促進
Ⅵ.まとめ
1.データ以上に課題明確化と既知の事実関係認識が重要
2.人工知能も正しい答えに基づく学習が無ければ賢くない