このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 多孔質食品の内部構造観察と物性評価【デモ実験あり】 [講習会詳細] | テックデザイン
※お申込前に「注意事項」をご確認ください

小麦粉製品やクリーム等の多孔質構造をもつ食品の内部を可視化する技術に加え、それらの構造と物性(食感)との関連性について、画像や数値等を用いて解説。デモ実験動画を見ながらその手法や手順について理解を深めます。

 

多孔質食品の内部構造観察と物性評価【デモ実験あり】

 

~ X線μCT,超音波・音響法と電気的特性測定法による可視化と定量化 ~

コード tds20240822a1
ジャンル 食品
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2024年 8月 22日(木) 10:00~17:00
配信について 見逃し配信あり(視聴期間は10日程度)
当日の受講が難しい場合は見逃し配信をご利用ください。
資料(テキスト) PDFデータの配布(ダウンロード)
受講料
(申込プラン)

オンライン受講: 36,300円 (消費税込)

早期申込価格: 29,040円 (消費税込) ※6/22までのお申込が対象です

 

多孔質食品の内部構造観察と物性評価

●講師

岐阜大学 応用生物科学部 教授 西津 貴久先生

京都大学大学院農学研究科修士課程中途退学。京都大学農学部助手などを経て現職。博士(農学)。主に「食品製造工程における計測と制御」「食品物性に関する基礎的研究および新しい物性評価法の開発」の研究に取組む。日本食品科学工学会、日本食品工学会に所属。日本食品機械工業会(FOOMA)AP賞共同受賞(2004、2005年)。

●詳細

Ⅰ.食品組織構造と物性
 1.食品中の空隙構造
 2.空隙と熱物性
 3.空隙と電磁気物性
 4.空隙と力学物性

Ⅱ.空隙構造の観察と測定
 1.食品中の空隙率測定法
 2.光学顕微鏡による観察
 3.X線μCTによる観察
  ① X線μCT法の概説 
  ② 観察の手順と留意点
  ③ 2次元・3次元データ解析法 
  ④ 事例紹介:パン内相の連通構造
  ⑤ 事例紹介:天ぷら衣中の空隙・油・水分の3次元分布
  ⑥ 事例紹介:パスタ乾燥収縮の可視化

4. 超音波・音響法による食品物性評価
  ① 超音波法,音響法の概説
  ② 超音波によるゲル化,凍結過程の実時間測定法
  ③ パン生地膨化過程モニタリング
  ④ ホイッピング過程のオーバーラン実時間測定
  ⑤ 空隙の連通性評価
  ⑥ 食感評価に関する試み

Ⅲ.電気的特性による空隙率・氷結率測定手法
 1.食品の電気的特性について
 2.電気インピーダンス測定による空隙率の測定
 3.誘電特性測定による氷結率の測定

Ⅳ.X線μCT,電気・音響法を用いたデモ実験
 <デモ実験の内容(予定)> 
ヘルムホルツ共鳴法による密度測定(簡易測定プログラムを配布予定),泡沫状態の測定デモ,各種溶液の誘電率測定,X線μCTによる揚げ玉,パンの構造と成分推定など

<到達目標>
 1.X線μCTを用いた食品構造の観察手法とデータ解析法
 2.超音波・音響法による食品物性評価手法の基礎
 3.電気的特性による空隙率・氷結率測定手法の基礎

<講義概要>
 ベーカリーやクリーム、フライ、クッキーなど、多孔質な構造(空隙ネットワーク)をもつ食品の物性評価とその制御にあたり、内部構造を視覚的に捉え、定量的に扱うことは極めて有効な手段です。そこで本講座では、食品の内部構造を観察・測定(可視化)するさまざまな方法と、それによって得られたデータ(画像、数値など)を紹介しながら、空隙特性と食品物性の関係についての理解を深めていきます。
 デモ実験の様子を撮影した動画を用意していますので、当日は実験動画を見ながら、講師に詳細な解説をしていただきます。特に、X線μCTによる実験の様子は大変貴重ですので、ぜひこの機会のご受講をご検討ください。

★取り上げる観察・測定方法★デモ実験動画を用いて詳しく解説★
X線μCT
前処理不要な上、無侵襲で食品の内部構造を3次元的に観察できます。本講では、これを用いた、食品中の空隙ネットワークの構造観察手法を解説します

音響法と電気的特性測定法
製造工程で刻々変化する物性モニタリングへの適用法を解説します



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