このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 走査電子顕微鏡(SEM)による食品構造観察テクニック [講習会詳細] | テックデザイン
※お申込前に「注意事項」をご確認ください

食品の構造の把握は食感・テクスチャーの設計・評価において重要です。食品の観察に広く用いられる走査電子顕微鏡について、分析ツールとして有効活用するのに役立つ基礎知識や最新技術の紹介に加え、実務経験の豊富な講師が効率的な試料作製法と観察技法を解説します。

 

走査電子顕微鏡(SEM)による食品構造観察テクニック

 

コード tds20240927m1
ジャンル 食品
形式 対面セミナー(配信あり)
日程/時間 2024年 9月 27日(金) 10:30~16:45
会場

都内中心部で調整しております。(東京(調整中))

配信について 録画配信です。配信開始は開催後3営業日以内。配信期間は約1週間
資料(テキスト) 対面受講:当日配付 / オンライン受講:郵送
ご案内事項 会場での受講が難しい場合はオンライン(録画配信)でご受講ください。
●対面受講では、名刺交換・個別質疑の時間を設けます。
★特典★
木村利昭氏の著書『食品・そのミクロの世界-電子顕微鏡による立体写真集-(定価8,800円)』6,600円で提供します。
受講料
(申込プラン)

対面+配信/通常: 36,300円 (消費税込)

配信のみ/通常: 36,300円 (消費税込)

対面+配信/書籍付: 42,900円 (消費税込)

配信のみ/書籍付: 42,900円 (消費税込)

 

第1部: 走査電子顕微鏡(SEM)の基礎と最新応用の紹介(2h)

●講師

株式会社日立ハイテク コアテクノロジー & ソリューション事業統括本部 CTシステム製品本部 CTソリューション開発部 多持 隆一郎

紹介:1984年入社以来,走査電子顕微鏡の応用技術開発に従事。日本顕微鏡学会,表面科学学会所属。

●詳細

Ⅰ.走査電子顕微鏡の基礎
 1.走査電子顕微鏡の歴史
 2.走査電子顕微鏡の構造と原理

Ⅱ.走査電子顕微鏡の多様な機能と分析
 1.低加速電圧観察
 2.低真空観察
 3.走査電子顕微鏡による分析

Ⅲ.SEMによる食品の観察例紹介
 1.クールステージを用いた観察例の紹介
 2.イオン液体と観察例の紹介

Ⅳ.その他(きれいなSEM像の撮影法など)



<講演概要>
 走査電子顕微鏡は、1965年に商品化されてから飛躍的な進歩を遂げ、現在ではサブナノメートルオーダーの分解能を保証可能となりました。加えて、機能も進化し、あらゆる分野での研究・開発および品質管理のツールとして活用されています。
 本講座では、走査電子顕微鏡の原理・機能を理解した上で、分析ツールとして有効活用して頂くために役立つ情報を提供します。さらに食品の観察に有効なツールと観察例について紹介します。

第2部: 食品分野における走査電子顕微鏡(SEM)の試料作製・観察テクニック(3h)

●講師

元 雪印メグミルク株式会社 技術研究所 農学博士 木村 利昭

紹介:元 (雪印メグミルク㈱技術研究所 (一財)工業所有権協力センター (一財)材料科学技術振興財団)。食品の微細構造の電子顕微鏡による観察の第一人者。主な著書に「食品・そのミクロの世界-電子顕微鏡による立体写真集-(槇書、1991)「電顕サマースクール 電子顕微鏡の上手な使い方講座「食品」(医学出版センター、1992)」「食品・調理・加工の組織学 (学窓社、1999)」「ミルク&チーズサイエンス~とろけるチーズの秘密~(デーリィマン社、2007)」「現代チーズ学(食品資材研究会、2008)」「新・走査電子顕微鏡(共立出版、2011)」「チーズを科学する (チーズプロフェショナル協会、2016)」などがある。

●詳細

Ⅰ.水の形態、成分に合わせた観察法
 1.乾燥試料の観察法
  a. マウント
  b. コーティング
 2.含水試料の観察法・・・
  a. 固定剤、緩衝液、導電染色
  b. 脱水、凍結割断
  c. 乾燥
 3.凍結試料の観察(クライオSEM法)
  a. クライオSEM法の概要
  b. 凍結固定、寒剤
  c. 氷晶防止剤

Ⅱ.特殊観察法
 1.FIB(収束イオンビーム断面加工観察機)-SEM・・・エマルジョン・脂肪球断面の観察
 2.酵素消化法・・・ 麺中のグルテンの観察
 3.ステレオ観察法

<講演概要>
 加工食品を開発する際、風味とともに食感などのテクスチャーの設計が大きな検討課題となります。テクスチャーは原材料を加工することによって発現し、その評価にはレオロジカルな客観的方法あるいは官能評価法などの主観的方法が用いられますが、これに加え正確な構造の把握が大きな意味を持ちます。構造観察は食品の食感・テクスチャー発現の裏付けを明らかにします。その情報は製造ノウ・ハウの基となるノウ・ホワイを導き出し、普遍的な技術、研究開発の基盤技術の確立につながり、そこから得られる情報は効率的な新製品の開発に寄与します。
 本講座では食品の観察手段として広く利用されているSEMの関連技術の中から、食品の観察に必要な技法について網羅的に説明します。具体的には乾燥食品から高水分食品、含気食品あるいは凍結品などに必要な試料作製技法について、炊飯米、麺、チーズ、バター、寒天、アイスクリーム等の実例をもとに解説します。また、試料作製技術にひそむアーティファクト(人工産物)を発生させないための注意点、対処法についても言及します。



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