このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 金属3Dプリンティングの基礎と造形精度向上への応用 [講習会詳細] | テックデザイン
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金属3Dプリンティングの原理と装置から造形体の評価方法まで幅広く解説!金属工学(機械材料学)や溶融プロセス工学の基礎を復習しながら、初学者にも3Dプリンティングの特徴が理解できるように説明します!


金属3Dプリンティングの基礎と造形精度向上への応用

【日 程】

2024年1月25日(木) 13:00~17:00

【会 場】

Zoom配信(Webセミナー)

【受講料】

36,300円(税込/テキスト付)

【テキスト】

印刷・製本したものを郵送

【備 考】

アーカイブ配信:なし  ※リアルタイムでご参加ください


★テキスト送付に伴う申込み期限について
 ■ライブ受講      :開催日の4営業日前まで(休業日:土日祝)
 ■アーカイブ(録画)受講:開催当日まで(テキスト到着後にご視聴ください)。
  ※アーカイブ受講の場合は申込み時(お問合せ欄)にてお知らせください。
   ※ご自宅等への送付を希望される場合は別途ご連絡ください。

講師: 名古屋工業大学 大学院工学研究科 教授 渡辺 義見先生

経歴: 東京工業大学大学院修了。鹿児島大学、北海道大学、信州大学を経て、2005年より現職。傾斜機能材料の開発,金属3Dプリンティング用の素材開発などに従事。所属学会:日本金属学会、日本鉄鋼協会、軽金属学会、日本鋳造工学会、日本複合材料学会、傾斜機能材料研究会など。

Ⅰ. 3Dプリンティング技術の概要
 1.3Dプリンティングの発明
 2.7種類の3Dプリンティング方式

Ⅱ. 金属3Dプリンティングの原理と装置
 1.粉末床溶融結合法(PBF)
  ① レーザ熱源の粉末床溶融結合法(PBF-LB)
  ② 電子線熱源の粉末床溶融結合法(PBF-EB)
 2.指向性エネルギー堆積法(DED)
  ① 粉末式指向性エネルギー堆積法
  ② ワイヤー式指向性エネルギー堆積法
 3.焼結を利用した金属3Dプリンティング
 4.3Dプリンティング鋳型を用いた鋳造法

Ⅲ. 溶融プロセスの基礎
 1.均質核生成
 2.不均質核形成
 3.集合組織
 4.凝固マップ
 5.溶接
 6.金属粉末の製造
 7.焼結現象

Ⅳ. 傾斜機能材料
 1.傾斜機能材料とは
 2.傾斜機能材料の製造法
 3. 金属3Dプリンティングによる傾斜機能材料の製造

Ⅴ. 金属粉末および造形体の評価方法
 1.レーザ回折法による粒子径分布評価
 2.安息角,圧縮度を用いた粉末の評価法
 3.アルキメデス法による造形体の密度評価法 
 4.X線CTによる造形体の内部欠陥の3次元非破壊評価法
 5.各種組織観察による造形体の評価
 6.各種強度試験による造形体の評価

Ⅵ. 金属3Dプリンティングにおける組織制御・欠陥抑制技術
 1.チタンの組織
 2.各種欠陥発生原因とその抑制法
 3.HIP処理による内部欠陥の除去
 4.ヘテロ凝固核粒子添加による組織制御・欠陥抑制

Ⅶ. まとめ

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<習得知識>
 ・金属3Dプリンティングの基本
 ・金属工学の基礎的な知識
 ・溶融プロセス工学の基礎的な知識

<講義概要>
 3Dプリンティング技術は、日本で発明された技術であるにもかかわらず、欧米のみならずアジア各国にも遅れをとってしまっているのが現状です。この技術で世界をリードするためには、3Dプリンティング技術に関する正しい理解が必要であると実感しています。
 本講演では、金属3Dプリンティングの原理や装置の基礎を金属工学や溶融プロセス工学を復習しながら説明します。特に、凝固現象と組織の関係や材料強度に関して焦点をあて、欠陥発生抑制や高機能化について解説します。また、周辺技術である粉末の製造法や評価法、加えては造形体の材料評価法についても説明します。さらに、3Dプリンティングの応用例として傾斜機能材料を取り上げ、金属3Dプリンティング技術を用いた開発例の幾つかを紹介します。
 この講座を受講され、金属3Dプリンティングを取り囲む技術に対して正しい知識を習得し、世界を先導する3Dプリンティング技術を獲得されることを望みます。

<受講対象>
金属工学(材料工学)に関する「おおよその予備知識」がある方を対象としています。ここで言う「おおよその基礎知識」とは、拙著「図でよくわかる 機械材料学(コロナ社発行)」の内容が理解できる程度を指します。



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