このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 PETボトル飲料のアセプティック充填技術の基礎 [講習会詳細] | テックデザイン
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アセプティック(無菌)充填システムの基礎技術について、ホット充填との比較、プリフォーム成形技術、ボトル成型技術、課題などを、講師の豊富な経験談や動画を交えてわかりやすく解説します。飲料製造現場における殺菌の基礎から丁寧に解説しますので、新人や異動者の技術教育にもぜひご活用ください!


PETボトル飲料のアセプティック充填技術の基礎

~各種殺菌方法の基礎/ホット充填とアセプティック(無菌)充填の違い/ PETボトル内製化時の課題~

【日 程】

2024年1月24日(水) 13:00~17:00

【会 場】

都内中心部で調整しております。

【受講料】

36,300円(税込/テキスト付)

 

※会場開催のため、アーカイブ配信はありません

講師:株式会社ティーベイインターナショナル 代表取締役 技術士(生物工学)
   松田 晃一

経歴: 1984 年京都大学農学部食品工学科微生物生産学研究室卒業、キリンビール入社。全国、6工場のビール&飲料工場で醸造、パッケージング、品質保証、工場建設を担当(計 23 年)。そのうち、パッケージング&工場建設が長く計 8 年従事し、製造側(プロセス側)と設備設計施工側(エンジニアリング側)の双方の考え方、知識を学ぶ。4年間のパッケージング研究所ではペットボトルの軽量化、バリア技術の開発に従事。キリンビバレッジ生産本部技術部長を最終ポジションに、キリン勤続 30 年で退職。自身の飲料ビジネスコンサルタント会社を 2015 年3月に設立、現在に至る。MBA、エネルギー管理士、公害防止管理者(大気・水質・騒音)、ビール検定2級、放射線管理者(第二種一般)、英検準1級、全国通訳案内士(英語)等の資格を持ち講演も多数。著書に日刊工業新聞社「おもしろサイエンス 飲料容器の科学」、NTS社「ボトリングテクノロジー(共著)」などがある。

<受講対象>
飲料工場の製造部門・品質保証部門の新入社員、若手スタッフ、将来の部門長やリーダーを目指している方などにおすすめ!


Ⅰ.飲料の販売トレンドと中味&容器別構成比(人口減と飲料販売量)

Ⅱ.飲料の特性(栄養分・pHなど)に基づく殺菌
 1.Hurdle理論
 2.水分活性
 3.温度
 4.栄養分
 5.飲料のpH
 6.炭酸の有無
 7.カテキンなどの抗菌成分の有無など

Ⅲ.微生物加熱殺菌の基礎
 1.TDT曲線
 2.D値・Z値とその活用方法
 3.F値とは
 4.ボツリヌス菌
 5.PU値とは
 6.清涼飲料⽔のpHごとの加殺菌条件
 7.耐熱性芽胞菌
 8.フラットサワー菌、好酸性耐熱性菌
 9.静菌剤としてのシュガーエステル

Ⅳ.飲料充填前殺菌&除菌技術
 1.加熱殺菌設備
 2.容器殺菌

Ⅴ.ホット充爛からアセプティック充填
 1.ASISシステム
 2.BCR(Biological Clean Room)
 3.ホット充填とアセプティック充填の加熱強度の違い

Ⅵ.清涼飲料、PETボトル内製化技術とアセプティック充填技術
 1.PETの基本性質とその活⽤
 2.プリフォーム成型
 3.PETボトルのブロー成型
 4.PETボトルのアセプティック充填
 5.過酢酸方式(液体殺菌剤)
 6.過酸化⽔素方式(気体殺菌剤)
 7.PETボトル内製化のメリット
 8.EB滅菌装置
 9.プリフォームのEB滅菌
 10.第5世代無菌充填方式
 11.PETボトルのリサイクル(BtoB)の与える影響

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<本講座での習得事項>
 1.芽胞性耐熱性菌等を指標菌とした飲料加熱殺菌の基礎知識
 2.プリフォーム成形技術とボトル成型技術の基礎
 3.アセプティック充填システムの基礎技術
 4.アセプティック充填システムのメリットとデメリット
 5.電子滅菌(EB滅菌システム)の今後

<講義概要>
 飲料製造においては最終ろ過工程、熱殺菌工程とその直後の充填&密封工程が最もクリティカルな工程です。微生物の加熱殺菌においては、基本的な指標であるD値とZ値、特に清涼飲料製造の際のpHごとの加熱殺菌条件(3種類)が最も重要です。
 本講座では、なかなか理解しにくいこれら指標をグラフ等でわかりやすく説明します。また、受講者の方が最も関心の高いPETボトル飲料のホット充填とアセプティック(無菌)充填の違いの解説、さらには、アセプティック(無菌)充填方式の基礎を学び、各種殺菌方法の違い(過酢酸、過酸化水素、電子滅菌(EB滅菌))とPETボトル内製化時の課題などもピックアップしています。ビジュアルなスライドや動画での紹介など、長時間の講義でも無理なく聴講できるよう、最大限の工夫をしています。



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