このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 化粧品の主要原料(界面活性剤・油剤・増粘剤)の機能と活用法 [講習会詳細] | テックデザイン
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化粧品原料の<機能>と<物性>にフォーカスしてそれぞれの基礎知識、モデル処方の作り方や物性評価の方法といった原料のキャラクターを魅力に昇華するノウハウについて解説します。メーカーの方はもちろん、化粧品・食品・化学品用原料に関係される方はぜひご聴講ください。

原料開発者必聴!!
化粧品の主要原料(界面活性剤・油剤・増粘剤)の機能と活用法

~界面活性剤/油剤/増粘剤が採用されるためのノウハウ&アドバイス~

【日 程】

2023年5月24日(水) 10:30~17:00

【配信形態】

Zoom配信(Webセミナー)

【受講料】

早期申込割引を実施しています
通常    :35,200円(税込/テキスト付)
早期申込割引:28,160円(税込/テキスト付)
※3/24(金)までにお申込みいただいた方が対象です

【テキスト】

郵送

【アーカイブ】

なし



★本セミナーは「Zoom」を利用します。詳細はTech Design Annexにてご確認ください。
※Tech Design Annexは株式会社テックデザインが運営する総合情報サイトです。


講師: 山形大学大学院 理工学研究科バイオ化学工学分野 教授 野々村 美宗先生

経歴: 1996年慶應義塾大学大学院後期博士課程修了、花王株式会社入社。11年間メイクアップ化粧料、皮膚洗浄料の商品開発を担当し、2007年から現職。日本化学会コロイドおよび界面化学部会奨励賞(2008年)など受賞。日本化学会、日本油化学会、化学工学会などに所属

1.化粧料/身体洗浄料の処方設計者はどんな原料を求めているのか?
・化粧料/身体洗浄料の定義
・スキンケア・メイクアップ化粧料/身体洗浄料の処方設計の基本
・SDGs時代の化粧料/身体洗浄料市場の現状と課題

2.界面活性剤の現状と求められる機能
・界面活性剤の定義と種類  
・石けん: 今も昔もエマルション・泡製剤設計の主役
・両性界面活性剤: アニオン界面活性剤との会合体形成と界面膜の強化
・皮膚刺激/環境負荷の低い機能性界面活性剤: アミノ酸系・アルキルリン酸系界面活性剤・
 アルキルエーテルカルボン酸・ノニオン界面活性剤
・シリコーン系界面活性剤: 安全性・撥水性が高い機能性材料
・長期保存安定性に耐えうるエマルション・ディスパージョン、クリーミーな起泡製剤、
 抜群に高い洗浄力を示すクレンジングを作るために界面活性剤に求められる機能は?

3.油剤の現状と求められる機能 
・炭化水素:  スキンケア・メイク・洗浄、全ての分野で使われるベース油剤
・トリグリセリド: 昔から使われる天然由来の油脂の代表
・エステル油: 保湿から長期保存安定性まで組み合わせ次第でいろんな機能を
・シリコーン油/フッ素油: 安全性・撥水性に優れた機能性材料
・スキンケア・トリートメント・化粧効果の持続性・・・ 今求められる機能は?

4.増粘剤の現状と求められる課題 
・天然由来の高分子:  デンプン・ペクチン・ゼラチン
・合成高分子:  カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、
 アクリル酸誘導体、ヒドロキシエチルセルロース誘導体
・シリコーン系増粘剤
・求められているのは単純な増粘だけじゃない! 
 レオロジーのコントロール・コアセルベーション・敏感肌用乳化・耐塩性

5.原料売込みの切り札となるモデル処方の作り方 
・スキンケア、メイク、身体洗浄料の基本処方とその作り方

6.原料のキャラと強みを伝える物性評価 
・処方設計者の心を掴むデータとは
・まずは基本の安全性データ
・界面活性剤: 表面張力 相挙動と自己組織化構造 動的表面張力 起泡性・泡安定性
・油剤・増粘剤: 保湿・抗菌力 増粘特性 レオロジー 
・官能評価+物性評価で原料の良さを伝えるためのノウハウ

7.化粧料/身体洗浄料の原料と物性評価の最新情報
・黄色ブドウ球菌を選択的に抗菌する界面活性剤とそのエマルション/可溶化製剤
・バイオミメティック触覚センシングシステムを用いた「しっとり」「すべすべ」
 「なめらか」な皮膚・毛髪の評価

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<習得知識>
1.化粧料/身体洗浄料の原料に求められる機能
2.モデル処方の作り方と物性評価
3.界面活性剤/油剤/増粘剤の現状と課題

<講演概要>
 界面活性剤/油剤/増粘剤等の化粧料/身体洗浄料用の原料は、安定なエマルションやクリーミーな泡を作り出し、その効果を実感できる高いスキンケア・メイクアップ・洗浄力を発現するとともに、SDGsをはじめとする社会の要請にも応えることが求められており、これから十年の間にその基本的な構成がガラッと変化することが予想される魅力的な分野と言えます。本セミナーでは、化粧品原料メーカーの研究者だけでなく、これからこの分野に参入したり、事業を拡大しようとされている食品・化学品用原料等に携わっているみなさんに、これらの原料に求められる機能・物性と化粧料・身体洗浄料メーカーに採用されるためのノウハウ&アドバイスをお話しします。
 まず、化粧料/身体洗浄料に配合されている界面活性剤/油剤/増粘剤の特性と課題、原料を売込む上で切り札となるモデル処方の作り方、原料のキャラクターと強みを伝えるための物性評価・官能評価のポイントを紹介した上で、私自身が取り組んでいる界面活性剤の機能探索と最新の触覚センシングシステムを利用した化粧料の官能/物性評価に関する研究成果についてお話しします。私のこれまでの界面活性剤、機能評価、処方開発の経験を踏まえて、次の日から開発・営業の現場でお役に立てる内容にしたいと考えておりますので、ぜひご参加ください。



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