このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 小麦・小麦粉の基礎と小麦粉製品の製造プロセスおよび品質特性評価法 [講習会詳細] | テックデザイン
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小麦や小麦粉の基礎知識を概説した上で、製造プロセスの可視化・定量化技術、調理プロセスにおける内部組織構造の見える化や小麦粉製品の品質特性評価(官能評価/機器分析)について解説します。終わりに食品のにおいの網羅的解析について紹介します。

小麦・小麦粉の基礎と
小麦粉製品の製造プロセスおよび品質特性評価法

 

【日 程】

2023年4月27日(木) 13:00~17:15

【配信形態】

Zoom配信(Webセミナー)

【受講料】

35,200円(税込/テキスト付)

【テキスト】

郵送

【アーカイブ】

あり



★テキスト送付に伴う申込み期限について
 ■ライブ受講      :開催日の4営業日前まで
 ■アーカイブ(録画)受講:開催当日まで(テキスト到着後にご視聴ください)。

 ※アーカイブ受講の場合は申込み時(お問合せ欄)にてお知らせください。
 ※ご自宅等への送付を希望される場合は別途ご連絡ください。

★本セミナーは「Zoom」を利用します。詳細はTech Design Annexにてご確認ください。
※Tech Design Annexは株式会社テックデザインが運営する総合情報サイトです。


講師: 帝京平成大学 健康メディカル学部健康栄養学科 教授
                       博士(農学) 前田 竜郎先生

<ご略歴>
1987年3月 北海道大学水産学部水産化学科卒業
1989年3月 千葉大学大学院園芸学研究科農芸化学修士課程修了
1989年4月 日清製粉株式会社食品研究所食品科学研究室入社
1992年4月 日清製粉株式会社製粉研究所
1999年6月 株式会社日清製粉グループ本社基礎研究所
2009年3月 博士(農学) (東京大学)
2009年4月 日清フーズ株式会社(現日清製粉Welna)食品研究所
2016年4月 共立女子大学 非常勤講師
2019年4月 帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科 教授(現在に至る)

<所属学会>
日本農芸化学会、日本食品科学工学会、日本調理科学会

<受賞歴>
2021年9月 日本消化吸収学会 学会賞
2021年9月 日本食品工学会 論文賞
2010年3月 日本農芸化学会 B.B.B.論文賞2007年8月 日本食品工学会 優秀発表賞
2006年5月 日本冷凍空調学会 学術賞

1.小麦・小麦粉の基礎知識
 (1) 小麦の歴史
 (2) 小麦粒の構造
 (3) 小麦・小麦粉の科学
 (4) 小麦粉特有の小麦グルテン
 (5) 小麦粉の種類と用途
 (6) 小麦粉の栄養学的な特徴
 (7) 小麦粉の生産・加工
 (8) グルテンフリー製品

2.パンの製造プロセスの評価技術

  (製パンミキシングプロセスの見える化)
 (1) 気泡の抱き込みの可視化・定量化
 (2) パン酵母の可視化と分散性評価
 (3) グルテンネットワークの可視化・定量化

3.調理プロセスでの小麦粉製品の内部構造のイメージング技術
  (小麦グルテン-デンプン粒マトリックスの見える化)

 (1) 焼成プロセスによる食品
 (2) 茹でプロセスによる食品
 (3) 揚げプロセスによる食品

4.食パンの品質特性を評価技術
 (1) 官能評価と機器分析
 (2) 製造プロセスが品質特性に及ぼす影響
 (3) おいしさの品質評価

5.パスタの品質特性の評価技術
 (1) 官能評価用語の構築
 (2) 呈味の染み込み
 (3) 品質と構造特性

6.食品のにおいの網羅的解析
 (1) ノンターゲティングオミクスによるにおいの網羅的解析
 (2) フレーバーペアリング
 (3) 解析事例

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【習得知識】
〇小麦・小麦粉の基礎知識
〇製造プロセスの見える化
〇小麦粉製品の品質特性評価
〇食品のにおいの網羅的解析

【講義概要】
 世界三大穀物の一つである小麦は、様々な食品の主原料として使用されており、世界も最も食されている穀物の一つである。小麦・小麦粉の研究は国内外で盛んに行われており、新たな品種の改良、小麦特有のグルテンの特性などが明らかになっている一方で、最近ではグルテンフリー食品が海外で話題となっている。
 まずはじめに小麦・小麦粉に関する基礎的知識について述べる。次に食品の製造プロセスの中で、製パンプロセスの捏ね(ミキシング)に着目して解説する。ミキシングはパンの品質を左右する最も重要なプロセスと考えられており、パン職人が経験と勘(暗黙知)によりパン作りを行っているが、客観的な指標である可視化・定量化技術を構築したのでその評価法について述べる。
 小麦粉製品の食感は内部組織構造の連続的なミクロ構造からできており、主に、グルテン、デンプン、気泡から形成されるマトリックスである。ここでは、調理プロセスでの小麦粉製品の内部組織構造の事例を紹介するとともに、食パンの品質特性を官能評価と機器分析により評価した事例、および、パスタの重要な品質特性を評価する手法を紹介する。
最後に、ノンターゲティングオミクスは生体の遺伝子解析やたんぱく質の網羅的解析に活用されているが、食品でのにおいの網羅的解析の事例は少ない。フードペアリングという概念が分子調理学において提唱されているが、ここでは、においの網羅的解析の事例(フレーバーペアリング)について紹介する。



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