このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 青果物の品質劣化要因と鮮度保持および品質評価技術 [講習会詳細] | テックデザイン
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野菜や果実は、食べ頃に応じて適切に鮮度を管理する必要があります。しかしながら、種類が多様である上に、収穫場所、収穫時期、あるいは保管条件なども様々であることから、画一的な鮮度保持手法や鮮度評価手法での管理は困難です。本講では、青果物の品質にかかわる諸問題に加えて、各種の鮮度保持あるいは鮮度評価技術を最新の研究データを含め紹介します。


青果物の品質劣化要因と鮮度保持および品質評価技術

【日 程】

2023年6月12日(月) 13:10~17:00

【会 場】

Zoom配信(Webセミナー)

【受講料】

35,200円(税込/テキスト付)

【テキスト】

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【備 考】

アーカイブ配信:あり

 

※当日ご都合が合わなくても、録画のみのご受講も可能です。



                          本セミナーは「Zoom」を利用します。
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講師: 香川短期大学 生活文化学科 教授・博士(農学) 牧野 義雄先生

経歴: 1986年 香川大学農学部を卒業後、香川県庁に入庁(農業試験場、食品試験場、発酵食品試験場、商工労働部、産業技術センターにて勤務:18年)。2004年 東京大学大学院農学生命科学研究科講師、2007年 同大学院准教授、2021年より現職。2019年から華南理工大学 現代食品工程研究中心 客員教授(併任)。研究テーマ:農林水産物の非破壊品質 評価/農産物長期貯蔵法の解明/農産物鮮度低下の学術的考察 等

1.青果物の収穫後生理と鮮度・品質変化
 ① 収穫後鮮度低下の機作
 ② 呼吸
 ③ 蒸散
 ④ クライマクテリックライズ・追熟

2.青果物の鮮度に影響を及ぼす外的要因
 ① 温・湿度
 ② 気体組成
 ③ エチレン
 ④ 物理的衝撃・振動

3.青果物の鮮度・品質評価
 ① 評価指標
 ② 定量化技術
  ・鮮度の可視化技術
  ・統計学に基づく新たな定量化技術

4.青果物の鮮度保持技術
 ① 冷蔵
 ② エチレン除去・無効化
 ③ 萎れ抑制包装
 ④ CA (Controlled Atmosphere)貯蔵
 ⑤ MAP (Modified Atmosphere Packaging)

5.青果物の非破壊鮮度・品質評価技術
 ① 光センシング技術の基礎
 ② 近赤外分光分析(NIR)の応用例
 ③ 紫外線センシングによる残留農薬検出
 ④ クロロフィル蛍光測定による鮮度評価
 ⑤ 空間情報を組み入れた分光分析技術
  ・ハイパースペクトルカメラの応用
  ・コンピュータビジョンによる鮮度・品質の定量化
 ⑥ 人工知能(ディープラーニング)を利用した鮮度の画像判定技術

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<習得知識>
 1.定義があいまいな青果物の鮮度の可視化及び定量化技術
 2.植物生理学に基づく青果物の鮮度・品質変化の理解
 3.統計学に基づく客観的データの取扱いと青果物の鮮度・品質との紐づけ法
 4.光センシングによる青果物の非破壊品質評価技術

<講演概要>
 青果物は収穫後においても、保有する栄養成分を消費しつつ生命活動を継続していることから、経時的に鮮度が低下し、変色、萎れ等、品質劣化が顕著になります。青果物の鮮度・品質の良し悪しは、消費者の購買意欲に影響を及ぼすものの、その評価基準があいまいであることから、流通現場においては、主観的な手法により評価せざるを得ない現状にあります。
 そこで本セミナーでは、植物生理学等の科学的根拠に基づく青果物の鮮度・品質の定量化手法を、各種の従来法から、近年流通現場にも浸透してきた光センシングを利用した非破壊検査法に至るまで、人工知能(ディープラーニング)を応用した最新の研究例を含めて幅広く紹介します。さらに、天然物であるがゆえに変動の大きい青果物の品質計測データを、統計学に基づき可視化し、定量的に取り扱う手法についても紹介します。


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