このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 おいしさ研究における認知心理学とAR/VRの新展開 [講習会詳細] | テックデザイン
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ヒトは五感を使って食品を味わい、脳内で感覚情報を統合して【おいしさ】を感じています。近年、食の認知・行動にかかわる様々な知見・技術が次々と発表されており、本講は、研究の先端を担う、気鋭の講師陣が最新研究を紹介するとともに、皆様から頂くご質問に対して、対談形式にて回答・ディスカッションする、貴重なプログラムとなっています。


おいしさ研究における認知心理学とAR/VRの新展開

【日 程】

2023年6月2日(金) 13:00~17:00

【会 場】

Zoom配信(Webセミナー)

【受講料】

35,200円(税込/テキスト付)

【テキスト】

PDFデータのダウンロード

【備 考】

アーカイブ配信:あり

 

※当日ご都合が合わなくても、録画のみのご受講も可能です。



                          本セミナーは「Zoom」を利用します。
                          お申込に際してはTech Design Annexにて詳細をご確認ください
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【スケジュール】
<2023年6月2日(金)>

■第1部 おいしさの認知心理学 (1.5h)

講師: 立命館大学 食マネジメント学部  教授 博士 (心理学) 和田 有史

■第2部 おいしさ研究におけるAR/VRの活用 ~食の未来を展望する~ (1.5h)

講師: 東京大学 大学院情報理工学系研究科 准教授 博士(工学) 鳴海 拓志先生

■第3部 対談+Q&A (45分)

■第1部 おいしさの認知心理学 (1.5h)

講師: 立命館大学 食マネジメント学部 教授 博士 (心理学) 和田 有史

経歴: 農研機構 食品総合研究所主任研究員等を経て2017年4月より立命館大学教授。博士(心理学)。専門官能評価士。専門は実験心理学。”食”をモチーフに多感覚知覚、エキスパート知覚、乳児期知覚発達、消費者認知特性、リスクコミュニケーションなどの研究を行い、人の心のメカニズムの解明とその知見に基づく応用技術の開発を目指している。日本基礎心理学会常任編集員・日本官能評価学会理事

1.認知心理学によって明らかになった人の心

2.味覚と嗅覚

3.クロスモーダル知覚とは何か? 基本原理と食とのかかわり

4.情動(嗜好・嫌悪)と食行動

5.価値の認知とその個人差にどう向き合うのか

6.まとめ

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【習得知識】
 1.感覚・知覚・認知心理学の基礎的知見
 2.多感覚知覚の発生機序
 3.認知心理学の幅広い研究技法

【講演概要】
 食に関連する学問は、農学・栄養学・調理学など多岐にわたります。しかし、食を味わうのは人間の“こころ”であるにも関わらず、心の学問である心理学からのアプローチはあまり知られていません。心理学は知覚メカニズムや行動特性を解明しようとする学問であり、VRやARの基礎的な知見をもたらす可能性を秘めています。本講演では、近年著しく発展した知覚・認知心理学の中からいくつかの事例や錯覚のデモなどを紹介して、一般的な人の認識の考え方とは異なる科学的な視点から見た心の姿を概観した後、人間の基礎的な知覚・認知メカニズムと食行動研究における認知心理学の展開を紹介します。

■第2部 おいしさ研究におけるAR/VRの活用 ~食の未来を展望する~ (1.5h)

講師: 東京大学 大学院情報理工学系研究科 准教授 博士(工学) 鳴海 拓志先生

経歴: 2011年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了.同年より同大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻助教.講師,を経て現在,同専攻准教授.博士(工学).JSTさきがけ研究員.バーチャルリアリティや拡張現実感の技術と認知科学・心理学の知見を融合し,限られた感覚刺激提示で多様な五感を感じさせるためのクロスモーダルインタフェース,五感に働きかけることで人間の行動や認知,能力を変化させるゴーストエンジニアリング技術等の研究に取り組む.文部科学大臣表彰若手科学者賞,日本バーチャルリアリティ学会論文賞,文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞,グッドデザイン賞など,受賞多数.

1.バーチャルリアリティ概論

2.クロスモーダルインタフェースによるおいしさへのアプローチ
 ① クロスモーダルインタフェースの概要
 ② 感覚間一致の活用
 ③ 最尤推定の活用
 ④ コンテクストの活用
 ⑤ 各影響の使い分け

3.バーチャルリアリティが作り出す場によるおいしさへのアプローチ
 ① ソーシャルメディアとおいしさ・食行動
 ② アバターと知覚・認知
 ③ メタバースによる場の設計とおいしさ・食コミュニケーション

4.まとめ

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【習得知識】
 1.AR/VR/メタバースを活用したおいしさや食体験の設計手法
 2.クロスモーダル効果の基礎知識とその活用方法
 3.食の認知科学におけるAR/VR/メタバースの重要性

【講演概要】
 食は味覚に留まらない多くの感覚が複合した多感覚体験です。それだけに、通常の食品だけを刺激に用いる実験では、多感覚の影響を切り分けて評価することは困難です。かたや、自在な五感情報や食環境の提示を可能にするバーチャルリアリティの技術は、食を要素分解し、おいしさの科学的分析を可能にします。こうして得られた知見は、情報技術を活用した食体験の拡張にも応用可能です。メタクッキー、拡張満腹感等の食のVR研究の紹介を通じて、情報的アプローチから見た食体験の未来を展望します。


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