このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 認知機能の基礎・評価手法と認知機能低下のメカニズムおよび改善への試み [講習会詳細] | テックデザイン
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社会全体の高齢化やコロナ禍による高齢者の外出減少など、認知症リスクの増加は高まる一方です。超高齢化社会の現在に応じた製品開発に不可欠な、認知機能及び障害の基礎知識とその評価法に加え、抗認知症技術の将来動向について講義します。


認知機能の基礎・評価手法と
認知機能低下のメカニズムおよび改善への試み

【日 程】

2023年5月30日(火) 10:00~17:00

【会 場】

Zoom配信(Webセミナー)

【受講料】

早期申込割引を実施しています

  通常    :36,300円(税込/テキスト付)
 

早期申込割引:29,040円(税込/テキスト付)

 

※3/30(木)までにお申込みいただいた方が対象です

【テキスト】

印刷・製本したものを郵送

【備 考】

アーカイブ配信:なし


【申込とテキスト郵送について】
セミナー開催日の4営業日前の正午までにお申し込みください。
それ以降にお申込みの場合、テキストが間に合わない可能性がございますのでご了承ください。
※テキストをご自宅等に送付を希望される場合は別途ご連絡ください。



                          本セミナーは「Zoom」を利用します。
                          お申込に際してはTech Design Annexにて詳細をご確認ください
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講師: 筑波大学大学院 人間総合科学学術院 教授  矢田 幸博先生【花王㈱主席研究員】

経歴:1984年 花王石鹸株式会社(現:花王株式会社)に入社。皮膚生理機能に関する基礎研究に従事。この間、留学を経て1992年 学位習得(医学)。1995年に当時のスキンケア研究所に転属。2001年ヒューマンヘルスケア研究所にて睡眠研究、香り研究および温熱生理研究によるヘルス&ビューティーの開発研究に従事。2010年から2021年まで久留米大学大学院心理研究科 客員教授。22012年ら筑波大学医学院人間科学研究院グローバル教育院 教授(兼務)。2023年3月退職、退官。今春より筑波大学同大学院 客員教授に就任とともに統合生理学研究所 代表を務める。

Ⅰ.認知機能とは?
 1.人の脳機能、身体機能(概論)
 2.心理学的認知機能(概論)
 3.生理学的認知機能(概論)

Ⅱ.認知機能とその障害
 1.認知機能と認知特性
 2.加齢、疾患による認知機能変化
 3.高齢者の認知機能(フレイル、サルコぺニア、ロコモティブ視点)
 4.認知機能の障害(軽度認知障害MCIとは?、認知症のタイプ))
 5.脳トレの有効性の是非
 6.認知機能改善に向けた学術調査と結果

Ⅲ.認知機能の評価法と課題
 1.生理学的な評価法1 (自律神経関連、免疫関連、末梢循環関連、血液検査・・・)
 2.生理学的な評価法2 (分子生物学関連、大脳生理関連、脳実行機能関連・・・)
 3.心理学的な評価法(気分、認知機能テスト、各種心理質問票・・・)
 4.その他の評価法(歩行動作による評価、香りによる評価、コグニトラックス、脳
   実行評価等)

Ⅳ.認知機能を高めるために(抗認知症技術への取り組み)
 1.生活習慣の改善(食事、睡眠、ストレス)からのアプローチ
 2.食品、食生活からのアプローチ
 3.香り利用によるアプローチ
 4.運動からのアプローチ
 5.ガス吸引(酸素、水素)からのアプローチ

Ⅴ.まとめと認知機能研究の展開
 1.認知機能評価実験の倫理審査、機能性評価試験での配慮
 2.セミナーのまとめ
 3.認知機能研究の展望
 4.質疑応答

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<本講座での習得事項>
 ● 認知機能、認知症発症に関する知識と理解
 ● 認知機能を含む脳実行機能の知識と評価方法の理解
 ● 認知機能を評価するための統合心理生理学的評価法(中枢~末梢、動作など)の知識と理解

<講義概要>
 2025年には日本の高齢者のうち、認知症発症率は20%を超えるとの試算もあるように超高齢社会の日本においては、認知症は解決すべき急務な課題である。その背景として認知症の予備群と考えられている軽度認知障害(MCI)の発生も生活習慣との関連性が強く示唆されている。健康寿命を延ばそうとする政策や自治体の取り組みとは裏腹に、健康寿命は延びていないことから、医療分野さらには介護・健康ケア分野や食品分野まで広範な対応、開発が望まれている。
 認知症への関心は高いものの、そのためのケアやMCIの予防などについては十分に検討されているとは言い難く、情報や技術が錯綜しているのは否めない。そこで、本講では認知機能とは何か広範に学習するとともに、MCIリスクや認知症発症のメカニズムなどについても広く言及することで、認知機能研究や関連事業の展開を考える研究者、開発者のための一助になれば、幸いである。


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