若手や中堅層からのボトムアップにより新規事業を生み出すためには仕掛けや環境整備といった事前準備が必要です。継続的なボトムアップ型新規事業の開発・実行を可能にする環境構築や具現化の方法を解説します。

ボトムアップによる新規事業アイデアの創出と
評価の考え方・方法

講師： ジャパン・リサーチ・ラボ 代表　博士（工学） 奥村 治樹氏

経歴： 大手化学メーカー、電器メーカー、化学系ベンチャーでの研究開発とマネジメントに従事。現在はベンチャーから上場企業まで様々な業種の顧問や技術コンサルタントとして、研究開発、製造における課題解決から、戦略策定、人事研修などの人材育成などを行う（講師HP：http://analysis.ikaduchi.com）。また、学会等での招待講演や国プロにおけるキャリア形成プログラムの講師なども行っている。大阪産業大学 情報システム学科 非常勤講師、大阪市産業創造館 技術・経営相談員、市立教育研究所 運営委員、滋賀県 社会教育委員を兼務。知財管理技能士。

1．【イントロ】
1）なぜボトムアップか
2）ボトムアップの基盤
3）なぜ新事業が必要か
4）イノベーションを生む発想と行動

2．【基本的事項】
1）新事業とは
2）イノベーションとは
3）イノベーションで新事業を産むためには
4）戦略・マーケティング・計画・・・
5）ビジョンと戦略
6）具体化
7）新事業・新商品の中核要素
8）拡張経営資源
9）技術力のポテンシャル要素
10）必要となる４つの基本力
11）三位一体
12）成功の因子
13）失敗のパターン

3．【ボトムアップの準備】
1）危機感の共有
2）棚卸し
3）技術の可視化
4）場づくり

4．【モチベーションマネジメント】
1）原動力
2）目的・目標とモチベーション
3）2.0から3.0へ
4）モチベーションを決めるもの
5）ストレッチゴール
6）芽を摘む禁句
7）モチベーションが求めるもの

5．【管理者の役割】
1）フレーミング
2）NGパターン
3）場の提供
4）情報（とっかかり）
5）フィードバック
6）具現化

6．【管理者・マネージャーの意識改革】
1）最も重要な要素の一つ
2）担当者と管理者の違い
3）管理者への思考転換
4）管理者に必要なこと
5）部下への期待
6）任せる能力
7）自律人材
8）ゴールセット

7．【事業アイデア創出テクニックとノウハウ】
1）アイデアの泉を掘る
2）シーズか、ニーズか
3）強み伝い
4）アイデア生産の5ステップ
5）アイデア生産の実際
6）「三上」、「３Ｂ」
7）情報収集の考え方
8）様々なアイデア発想法
9）ブレインストーミング
10）ブレストのポイント
11）思い付きとアイデア
12）思考の拡張
13）SCAMPER法
14）創造、拡張
15）思考探索
16）情報・思考の階層
17）フェニックスのチェックリスト
18）シンデレラを見つける
19）認識の転換
20）質と量
21）アイデアの評価
22）３視点によるアイデア評価
23）具体的現実化

8．【事業的視点：事業化への布石】
1）事業視点の付与
2）ポジショニング・ベンチマーク
3）情報とリソースの棚卸し
4）４つの質問
5）展開・拡張の基本
6）ターゲット
7）地図
8）ＭＦＴ（ＴＦＭ）法
9）売れる要素とは

9．【仮説と検証】
1）未来図を書く
2）仮説が必要な理由
3）仮説の考え方
4）仮説の精度
5）仮説の精度を決めるもの
6）情報とは
7）情報の条件
8）情報の構成
9）情報で重要なこと
10）2種類の事実
11）多面性
12）逆説的思考
13）未来予想

10．【ボトムアップを拾い上げる仕掛け】
1）日常への仕掛け
2）20%ルール
3）褒美（インセンティブ）と罰
4）リスクマネジメント

11．【マインドセット】
1）アントレプレナーマインド
2）掘り抜き井戸
3）任せて任さず
4）本当の権限移譲
5）その他のマインド

12．【ドリームメイキング】
1）モチベーションと夢
2）夢とは何か
3）技術における夢の重要性
4）夢と自由
5）自由の難しさ
6）夢を持つ

13．【事業化とリスクマネジメント】
1）事業計画の主要項目
2）事業計画の８領域
3）リスクマネジメント
4）４つのリスク＋１

14．【注意点、ポイント】
1）あれも、これも？
2）「新しい」の落とし穴
3）分別１
4）分別２
5）ルール
6）クローズの設定
7）横串

15．まとめ

16．質疑