このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 消化管の働き(消化吸収)と糖質・脂質の健康機能性 [講習会詳細] | テックデザイン
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機能性食品の開発には、栄養素の吸収・消化メカニズムの理解が不可欠です。本講では消化管の構造や働き、食品成分がどのように消化・吸収され、生理作用を及ぼすのか、炭水化物と脂質をとり上げて、最新研究を交えながら解説します。

消化管の働き(消化吸収)と糖質・脂質の健康機能性

【日 程】

2019年8月6日(火) 10:30~17:15(講義:5.5h)

【会 場】

都内中心部で調整しております。

【受講料】

29,980円(税込/テキスト付)

【スケジュール】
<2019年8月6日(火)>

■第1部:栄養素の消化吸収と炭水化物の健康機能 (3.0h)

講師: 藤女子大学 人間生活学部 食物栄養学科 教授 原 博先生

■第2部:脂質栄養が心身の健康に与える影響 ~オメガ3脂肪酸の生理機能 (2.5h)

講師: お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系 教授 小林 哲幸先生

■第1部:栄養素の消化吸収と炭水化物の健康機能(3.0h)

講師: 藤女子大学 人間生活学部 食物栄養学科 教授 原 博先生

経歴: 1978年名古屋大学大学院農学研究科博士前期課程(修士)修了。1979年よりテルモ株式会社技術開発部にて、経腸栄養剤の開発・臨床、肥満、糖尿病予防食素材の開発に従事。その後、北海道大学農学部助手、助教授、大学院農学研究科助教授、教授、特任教授を経て2019年より現職(農学博士)。この間、文部省在外研究員として、英国Institute of Food Research, Norwich Lab. (1997-1998年)。
研究:エーテル型リン脂質の吸収と生理作用、食物繊維、オリゴ糖の生理作用、食品ペプチドの生理作用、フラボノイドの吸収など。
受賞歴:日本消化・吸収学会賞(2002年度)、日本食物繊維学会賞(2010年度)、日本栄養・食糧学会賞(2011年度)。
所属学会:日本農芸化学会、日本栄養・食糧学会、日本食物繊維学会、日本アミノ酸学会などの要職を歴任。

Ⅰ.消化管の機能 ~基礎から新知見まで~
 1.消化管の構造・機能
 2.胃・小腸・大腸の働き
 3.消化管神経叢と消化管ホルモン
 4.消化管上皮バリア、特にタイトジャンクションの働き
 5.消化管機能実験法

Ⅱ.消化管の中で発揮される炭水化物の健康機能
 1.炭水化物の分類
 2.可消化性と難消化性の糖質
 3.大腸発酵とプレビオティクス
 4.ミネラル吸収とオリゴ糖による促進
 5.フラボノイド吸収とオリゴ糖による促進

<講演概要>
 消化管は、栄養素の消化と吸収を司る器官ですが、それだけではなく病態と関連する様々な機能を有しています。
 講習会では消化・吸収とともに、疾病予防に寄与する消化管の持つ様々な機能を、基礎から新知見まで紹介します。またその応用として、ミネラルやフラボノイド吸収を促進する炭水化物を取りあげます。

■第2部:脂質栄養が心身の健康に与える影響 ~オメガ3脂肪酸の生理機能(2.5h)

講師: お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系 教授 小林 哲幸先生

経歴: 1978年東京大学薬学部卒業、東京大学大学院薬学研究科博士課程修了(薬学博士)。東京大学薬学部助手、米国ウィスコンシン大学及び米国メルク社・シャープアンドドーム研究所ポスドク、名古屋市立大学薬学部講師、お茶の水女子大学理学部助教授を経て、2006年より同大教授(現職)。2016~2017年度に同大学ヒューマンライフイノベーション研究所長、2019年度より同大学理学部長を務める。2014年~現在、日本脂質栄養学会理事長。
メインテーマ:「脂質分子から細胞機能・病態を探る」 専門は、脂質生化学、細胞生化学。

Ⅰ.脂質とは?
 1.油の栄養の“常識”と“非常識”
 2.生体内での三つの役割

Ⅱ.脂質の体内代謝と必須脂肪酸バランス
 1.代謝の違いに基づく脂肪酸の三分類
 2.ω6/ω3比のもつ意味

Ⅲ.炎症病態とω3脂肪酸
 1.出血性ショックモデルラットでの循環動態改善と抗炎症作用
 2.腸管アレルギー抑制作用

Ⅳ.心の健康とω3脂肪酸
 1.食餌脂肪酸と動物の行動パターン
 2.ヒト精神疾患と脂肪酸摂取の関係
 3.統合失調症マウスの脂肪酸結合タンパク質異常

<講演概要>
 必須脂肪酸には、リノール酸(ω6、n-6)系列とα-リノレン酸(ω3,n-3)系列があります。リノール酸やアラキドン酸に代表されるω6脂肪酸は、動物の成長、妊娠、皮膚などの生理機能を正常に保つ上で重要です。一方、エゴマ油(シソ油)などに含まれるα-リノレン酸、魚油に多く含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸 (DHA)等のω3脂肪酸は、脳・神経系の機能を高く維持する上で必須です。両系列の脂肪酸は、生体膜内の限られた椅子を奪い合うように競合的に代謝され、そこから作られる生理活性分子の活性にも違いがあります。その結果、ω3脂肪酸はω6のアラキドン酸由来生理活性分子の過剰反応を鎮める働きを示します。また、ω3脂肪酸から生成される抗炎症性代謝物(レゾルビンやプロテクチン)も見出され、その生理機能も注目されています。以上のような代謝関係に基づいて、食事の必須脂肪酸バランス(ω6/ω3比)は、アレルギー・炎症やがん、心疾患などの病気の発症や病態と深く関わっています。また、ω3摂取は動物の学習能や行動にも影響を与えることが報告されており、最近ではヒトの精神活動との関係も研究され始めています。
 本講演では、ω3脂肪酸の多様な機能の中でも特に炎症・アレルギーと精神疾患の二つの病態について、最近の研究をご紹介します。


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