機械設計で必ず役立つねじ・ボルトの知識を1日で学びます

なぜ人気なの?3つのポイント
1. ねじ・ボルト研究の専門家による詳しい解説!
ねじ・ボルトの研究者は少なくなっています。ねじ研究の現役大学教授による講義ははっきり言って貴重です。
2. 基本からきちんと丁寧に解説!ゆるみ・破壊を理解するために必要な材料力学の基本から解説します。
3. 機械エンジニアの実務に役立つ知識を解説!教科書的な「ねじの力学」だけでなく、現場で役つような“ゆるみ”は“疲労破壊”についても詳しく解説します。

課題を解決しよう!
よくあるニーズ
- ゆるみ対策として、締め方に頼るのではなく、設計としてゆるみにくい構造にしたい!
- 締結体の構造上、ゆるみにくい場所・ゆるみやすい場所、が分るようになりたい!
- 静強度や疲労強度について理解を深め、強度を算出できる力をつけたい!
到達目標 GOAL
このセミナーではよくある悩みを解決するためのゴールを設定しています
- ねじ・ボルトを力学に理解し、“ゆるみ”や“疲労破壊”のメカニズムを理解する
- 強度的な観点から、重要部分の締結体を設計する際に必要な知識を学ぶ
- 事故が起きた際に、「どのように対応し、どう対策を立てればいいのか」を知る
受講の対象者機械設計強度設計
- 機械等の設計に携わるエンジニア
- 工場・プラント等の設備保全部門のエンジニア
- ねじに興味のある、若手~中堅の機械エンジニア

受講者の声
- 機械設計で必要なねじの知識がうまくまとまっていると感じた。勉強になった。
- ゆるみ対策を理論的に知ることができてよかった。社内で共有したい。
- 質問にも丁寧に答えてもらえてよかった。
講師 橋村真治 氏 の紹介
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三菱重工業㈱ 、久留米工業高等専門学校(准教授)を経て2013年より芝浦工業大学に赴任。博士(工学)。
専門は、材料強度学、材料力学、破壊力学。「ねじ締結体の疲労強度に関する研究」「非鉄金属製ボルトの締結特性に関する研究」「非鉄金属製ボルトの疲労特性およびクリープに関する研究」「トルク法締付けの安定化」「ねじ締結体の増締め技術」に関する研究に取組む。日本機械学会、日本設計工学会、日本材料学会、日本ねじ研究協会、自動車技術会、日本トライボロジー学会、Society of Automotive Engineers に所属。
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講義スタイル
研究に精力的に取り組む一方、技術セミナーでは“実務に役立つ”という点を重視した講義をしてくださいます。
研修内容
<☆講義概容> 「きちんと締めたはずのボルトが、気付いたらゆるんでいたり折れたりしている」 そんな経験はありませんか? 気付いた後の対策で問題なければ良いですが、ねじ一本の破壊が人命にかかわる事故を引き起こすこともあります。ねじやボルトの使用や設計は案外軽視されがちですが、安全にねじを使用するには、知っておかなければならない理論があります。 本講座では、ねじ締結体を実際に設計・使用する場合に必要な考え方を平易に説明します。前半は導入として基礎的な講義をしますが、中盤以降は、現場で問題となる「ねじ締結体のゆるみと疲労破壊」の問題について解説します。また、理解を確認するために例題も適宜行います。ボルトやねじ締結体に、設計や現場で携わっている方には大変有益な内容です。 |
<☆プログラム>
鋼製ねじの強度区分とその機械的性質について説明します
ねじ締結においてねじに作用する応力と、それに基づく適正締付け力について紹介した後、JIS B 1083に規定されているねじの締付け方法について説明します。また、回転角法締付けや疲労を考える上で必要な「ボルトおよび被締結物のばね定数」についても説明します
ねじやボルトにおける問題の大半は、ゆるみと疲労破壊であり、ここではまず、ゆるみについて、その種類やその発生原因、防止の考え方について説明します
ねじやボルトの疲労破壊について解説します。まず、一般的な金属疲労について説明した後、「ねじの疲労強度はどのように考えるべきか」「ゆるみと疲労破壊はどっちが先に発生するのか」などについて、疲労破壊の防止策も含めて説明します |