このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 においの脳科学 [講習会詳細] | テックデザイン
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脳科学の知見を生活環境の評価やマーケティング、製品開発に活かすことを目標に、においの認知メカニズムやにおいに関する脳計測の手法を、最新の脳科学の研究動向を含めて解説します。
        においの脳科学
   ~受容と認知のメカニズム、脳計測の手法と評価、製品開発への応用、最新研究動向~

【日 程】

2019年7月1日(月) 10:30~16:45

【会 場】

テックデザイン会議室(サガフラット2階)(東京 門前仲町駅)

【受講料】

29,980円(税込/テキスト付)

講師: 元藍野大学 医療保健学部 臨床工学科 教授 工学博士 外池 光雄先生
略歴:
1963年静岡大学文理学部理学科物理学専攻卒業、同年4月に通商産業省工業技術院電気
   試験所入所。1985年工学博士号授与(大阪大学より)。以来、電子技術総合研究所・
   企画室併任・企画班長、大阪LERC生体エレクトロニクス研究室長、産業技術総合研究所ライフエレクトロ
   ニクス研究ラボ副研究ラボ長、千葉大学工学部メディカルシステム工学科教授、藍野大学医療
   保健学部臨床工学科教授(学科長)を経て2018年退職。現在、Aroma research編集委員
   長、食と健康研究会幹事。

1.脳の構造とはたらき
脳の構造とその働きについて、脳の機能部位を表しているブロードマンの脳地図の紹介、脳の左右差、脳の可塑性、意識できる脳と無意識の脳の関係、発達障害と脳の関係など、最近の脳科学の知見などを紹介しながら専門外の人にも分かりやすく概説します。

2.においの受容と嗅覚神経ネットワーク
「におい・香りが生体にどのように受容されるか」はこの分野の大きな問題でしたが、近年においの遺伝子ファミリー群の発見を契機として、徐々に明らかになりつつあります。研究の歴史的な背景を交え、現在までに解明されている最新情報を解説します。

3.脳内の嗅覚神経路と嗅覚中枢
嗅球から脳の中枢部に送られる匂いの情報は、2種類の神経路を経由することが明らかになりました。この結果解明された、においを知覚する際にはたらく神経路や嗅覚中枢部位(前頭眼窩野)について解説します。

4.においの知覚と認知のメカニズム
においの「知覚」と「認知」では、はたらく脳の部位や処理が異なっていることが脳磁図(MEG)の計測から明らかになっており、また、T & Tオルファクトメーターによる嗅覚検査においても、検知閾値と認知閾値の2種類の閾値が検査と治療の対象となっています。このようなにおいの知覚と認知のメカニズムを明らかにした「においのオドボール実験」について詳しく解説します。

5.においの脳計測と客観的評価法
におい・香りの非侵襲的客観計測法には、脳波(EEG)、脳磁図(MEG)、近赤外分光法(NIRS)、機能的磁気共鳴法(f-MRI)、陽電子放射撮像法(PET)など、様々な計測法があります。それぞれの計測法の計測原理と、その特徴について詳しく解説します。

6.脳の進化論、及びにおいの記憶と情動
においの記憶については、「プルースト効果」が有名です。プルースト効果はにおいの記憶が特別のものであることを示していますが、嗅覚は他の感覚よりも非常に長く記憶に残ることが明らかになっています。まず脳の進化論について述べ、におい・香りが記憶や情動と深く結びついている理由について詳しく解説します。脳の海馬と扁桃体の部位がにおいの記憶や情動に深く関わっていることを明らかにします。

7.嗅覚と他の感覚との関係、五感の相互作用
近年、においを通信できる技術の開発の試みが行われており、近い未来に「においテレビ」のような嗅覚の情報通信が完成すると考えられます。一方、「五感の感覚が脳の中で如何に統合されているか」を明らかにする研究も試みられています。嗅覚を他の感覚と連合・統合させることによって、より効果的に機能を発揮させることができると期待されます。

8.においと認知症、健康、食品への効果
認知症とにおい・香りの関係が注目されています。認知症の中の「アルツハイマー症」の初期症状に嗅覚の異常が見られることが最近明らかにされ、また、認知症の防止に効果のある匂いの研究も発表されています。においと認知症、健康、特に食品への効果について事例をあげて解説します。

9.脳科学の最新の動向、製品開発への適用と展望
最近の脳科学研究において、脳細胞の中で再生機能を有している細胞は嗅覚系の細胞と海馬の細胞のみであることが明らかになりました。このことは、老化の防止、アンチ・エージング、スロー・エージングの観点からも非常に興味深く、嗅覚が極めて優れた神経系であることの裏付けであると同時に、嗅覚と健康との関係の深さが改めて示唆される結果です。このような、製品開発への適用のために極めて重要である最先端の脳科学を応用した今後の展望について考察します。また最近、鼻呼吸の重要性も明らかになりました。このような最先端のにおいの脳科学の最近の動向を踏まえ、健康と製品開発への適用と今後の展望について考察します。

/images/noimage.png【受講対象】
 1)においとヒトの脳の働きに強い関心を持っている方
 2)食品、化粧品、機械、材料など生活環境の評価に携わっている方
 3)機械、建築設備・材料、香料、生活用品などの製品開発に携わっている方
 4)ストレス、認知症、脳障害、老化防止、健康などとにおいの関係に興味のある方

【講義概要】
 ヒトはにおいをどのように感じているのか、においは脳にどのような影響を及ぼしているのかについて、脳科学の知見に基づいてにおいを客観的に計測・評価する手法に重点を置いて解説します。講義では、まず脳の構造とはたらきを概説した後、においの知覚と認知のメカニズム、食品や健康への効果、他の感覚との関係などの理解を深めていただきます。さらに最新の動向・研究のトピックス、今後の展望についても紹介し、生活環境評価や製品開発業務に役立ててもらえることを目標にしています。


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